低炭素住宅 ハイブリッド給湯

先月 住宅のエネルギー研究の第一人者である 東京大学 大学院 准教授 前真之先生の講演を聞きに行ってきました。

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以下は前(まえ)先生が講演された内容です。

温室効果ガス排出量の削減目標

2020年までに25%削減 2050年までに85%削減しなければならない。

1次エネルギーを減らせば日本が出すCO2も減る。

1次エネルギーとは、発電所で発電するのに燃やす燃料の事。

石油 ガス 石炭などの1次エネルギーを燃やす  燃料100% 

→ 排熱63% 電力37%の2次エネルギーとなって家庭や会社 工場へ

日本のエネルギー自給率は世界最低レベルでたったの4%しかない。

日本の貿易収支は 自動車(加工した工業製品等)を輸出12兆円 - 燃料を輸入20兆円 = -8兆円

自動車を輸出した金額では燃料輸入代を賄えておらず必至に稼いだ貴重な外貨を外国に吸い取られている

総1次エネルギー → 日本全体で使う1次エネルギーを減らせば

→ 日本が輸入する燃料が必ず減る → 日本が出すCO2もきっと減る。

今まで国や私達は断熱性能を上げ(建物予算によりますが)省エネをやってきましたが、これからは断熱性能を上げてさらに設備(給湯)の省エネが必要と言うことです。

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温水器のしくみ

電気温水器
1の電気で1の熱しかできない。効率が悪い。

エコキュート
ヒートポンプで少しの電気を使って大気中の熱を集めてお湯を沸かすので効率がよい。

しかし加熱能力(5KW)が低いので瞬時にお湯を沸かせない、昼間使う分を深夜電力で沸かし貯湯し夜中中保温しておかなければならない。(夜中無駄な電気を使っている)

ハイブリッド ガス+エコキュート
ヒートポンプで少しの電気を使って大気中の熱を集めてお湯を沸かすので効率がよい。

お湯が無くなった時は、ガス(50KW 20リットル/毎分)で瞬時にお湯を沸かせるので深夜電力で沸かし貯湯しておく必要がなく夜中の保温する電気代がいらない。

朝から1日使う分をヒートポンプで少しづつお湯を沸かす。
昼間足りない時はガスで足りない分を瞬時に沸かす。
1日使う分を学習し夜寝る時にはお湯を使い切りタンクの中は空の状態にするので夜中中お湯を保温しておく必要がない。(電気の使用量が少なくて済む)


1次エネルギー効率

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ガス 74%

電気温水器
37%×70%/100=26%

エコキュート ヒートポンプ式 
37%×250%/100=93%

ハイブリッド ヒートポンプ式+ガス
37%×360%/100=130%+86%/2=110%

ヒートポンプとガスによるハイブリッドが一番効率がよいことになります。

今一番普及している給湯器はエコキュートですが、原発が停止し電気の使用を減らさなければならない状況になってきました。深夜電力が安かった時代は、1日使う分のお湯を深夜に沸かせばよかったのですが、沸かしたお湯を溜めて保温しておくという構造にはこれからの時代にはあわなくなってきたようです。

これからは、少しの電力で大気中の熱を集め効率よくお湯を沸かし、足りない時は瞬時にお湯が沸かせる、ヒートポンプとガス給湯器を組み合わせたハイブリッド給湯器が給湯器の主流となるでしょう。

そして少しでも燃料の輸入を減らしCO2の排出を減らしていかなければなりません。







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