KES構法 大断面木造園舎 視察

先週 福岡県糟屋郡須恵町で次世代木質建築協議会(事務局株式会社シェルター)主催の

大断面木造園舎(幼児園) 完成見学会に参加しました。

国産の木材を多く使用し九州産材も活用しているそうです。
主要構造部は燃えしろ設計を行う準耐火構造(45分)。構造は木造 KES構法 
温かさや柔らかさを感じる園舎によって穏やかな保育を目指しているそうです。

画像


画像


約310帖のイベントホール 最大スパン27.5m
画像


画像


KES構法とは、木造在来工法とツーバイフォー工法と鉄骨工法の長所を組み合わせた木造工法です。

初めて木造KES構法を採用し設計した建物は平成11年なのでもう13年前になります。最近では平成17年にKES構法を採用。

KES構法と出会った当時は中大規模の建物の実例は少なかったですが、最近はかなりの実績ができています。

「木造革命をもたらしたKES構法」 著者 シェルター代表取締役 木村一義

から以下は抜粋

「 大災害に強いKES構法を実証した阪神淡路大震災では、震災中心部にKES構法で建てられたいた73棟の3階建て(構造的には2階建てより不利)住宅が、すべて無傷で高い耐震性能が実証され、接合金物工法は類似工法を含め全国に普及し建築基準法改正にもつながった。

また、東日本大震災でもKES構法の木造公共施設が、耐震性能はもとより、巨大津波に耐えた木造建築として全国に報道された。震度7の激震に見舞われた栗原市栗駒総合支所は、クラック(ひび割れ)一つなく、直ちに災害対策本部として救援活動の拠点となった。
画像




沿岸部で津波を受けた公共施設は、石巻市北上総合支所と南三陸町歌津公民館である。
北上支所は、20m超の津波を受け、鉄筋コンクリート造多目的ホールが崩壊したが、木造事務棟のKES構造体は完全に残った。
画像



歌津公民館も屋根を越える大津波に襲われたが、KES構造体に損傷はない。
画像



木造建築は地震、津波に弱いと連日報道され、2010年施行された「公共建築物等木材利用促進法」で盛り上がってきた木造推進の流れがストップするかに見えたが、風評を払拭し、むしろ災害に強い木造技術へ注目が集まった。
KES構法は、
2010年「木造建築における接合金物工法の開発」により文部科学大臣表彰科学技術賞、
2011年林野庁長官表彰、
2012年民間部門農林水産研究開発功績者表彰農林水産大臣賞を受賞した。

日本には、寺社仏閣などの歴史的建造物が多く、木構造のデザイン美は世界最高水準にある。日本の伝統建築は、構造兼意匠を意識した建物であり、木造の建築美は構造の美しさでもある。大規模木造建築を手がける著名建築家も増え、地域産木材を利用拡大する木造都市づくりは、日本が世界に誇り得る環境技術である。森林整備を進めながら、癒しや温もりのある環境先進木造都市を実現するため、全国各地で「木造利用推進セミナー」を開催し、「都市(まち)に森をつくる運動」を展開中である。日本の最先端木質構造技術KES構法は、建築美が織りなす「木造都市のパイオニア」として、木構造における世界水準、さらには世界No.1を目指している。 」

と述べています。

(株)シェルターのホームページ
http://www.kes.ne.jp/

木は光合成により二酸化炭素を吸収し内部に炭素を固定しながら酸素を放出します。
その木を伐採し建物に利用すればその建物が建っている間は二酸化炭素を固定したままになり、地球温暖化の防止に役立ちます。
伐採した後は計画的に植林することでまた二酸化炭素を吸収できるようになります。
森林の環境がよくなれば海の環境も良くなります。
木を建築材料に使うことは地球環境にとても良いと言えます。

木材は環境や人に優しい建築材料でありKES構法を採用することで強い建物を造ることができます。
建築従事者として環境に優しい強い建物を造っていかなければなりません。




ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック