都市(まち)に森をつくる

先月 福岡県糟屋郡須恵町で次世代木質建築協議会
(事務局株式会社シェルター)主催の
木造園舎(幼児園) 大断面構造見学会に参加しました。

「都市(まち)に森をつくる」

と言うKES構法の株式会社シェルターの構想に共感しているからです。

初めてKES構法を採用し設計した建物は平成11年なのでもう13年前になります。
最近では平成17年にKES構法を採用。

http://www.z-miura.com/works/exa8/exa8.html

KES構法とは阪神大震災や東日本大震災で証明され、在来工法とツーバイフォー工法と鉄骨工法の長所を組み合わせた木造工法です。


戦後は復興のため比較的大型の木造建築がたくさん建てられていたのですが、昭和34年に来た伊勢湾台風による被害があってから、日本建築学会は木造禁止決議を行い公共建築物は木造で造っては駄目となったわけです。

建物の構造を決めるときの判断は、一番大きな空間の大きさ 規模により、木造でいけるのか鉄骨造なのか鉄筋コンクリート造(RC造)なのか、あるいは質感の柔らかい優しい木質かシャープ感 無機質感のでる鉄骨造やRC造でつくるのか決めます。(建物の用途 規模で決まる場合もあります)

木造をお奨めする理由は、見た目が優しいく気持ちが落ち着くからと言う理由の他に地球温暖化防止に役立っているからです。
事務所を開いた当時からこの考えを持っており木材を建築に使うことで地球温暖化を少しでも防止したいからです。

木は光合成を行い二酸化炭素を吸収し酸素を放出しますが、その時炭素を内部に固定します。
伐採された後も炭素を固定し続けたままでいます。

木材で造った建物がたくさん集まればそこは炭素を固定した森になるわけです。

木はある程度成長すると二酸化炭素の吸収が悪くなります。
生長した木を伐採し建築の材料に使い伐採したところには計画的に新しく
植林する。
このサイクルを守ることで森を守り地球温暖化を防ぐのです。

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KES構法と出会った当時は中大規模の建物の実例は少なかったですが、最近はかなりの実績がでてきておりビックリしました。

2000㎡を越える保育所ですが、平屋建てで1000㎡ごとに区画してあるので
木質を現すことができるところが魅力ですね。
最大スパンは27mあります。(木造でもこんなに飛ばせるのです)
子供達が駆け回るところが想像できます。

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2010年10月に、国は、「公共建築物木材利用促進法」を施行し
「低層の公共建築物は、原則的にすべて木造とする」と言う方針を定めました。

それまでは公共建築物は原則的にすべて鉄筋コンクリートや鉄骨造としていましたが、180度方向転換したことになります。
国が地球温暖化防止に積極的に取り組んでいる事が分かります。
公共建築物が木造になれば民間の低層建築物も木造が増えることが予想され
都市(まち)に森ができていくことになり非常に嬉しいことです。
(低層とは3階建て以下を言います)






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